荻窪学園中等部の２年生にして、駆け出しのアイドル歌手。
職業からくるのかどうか、年齢と見かけに関わらず、割としっかりとした性格をしている。
忙しい彼女と直に出会う事は余りないかもしれないが、その新曲『枯れ葉の季節のラヴ・ストーリー』は、このゲームの全体を流れる主題でもある。

「自分だけのために生きる人生なんて虚しいよ…そんなことあなただって知っているでしょう？」

佐倉こなみの親友にして、PC研部員。一年生だが相手が年上だろうがなんだろあうが、平気でタメ口をたたく。
時折超人的なプログラム技術を発揮する事もあるが、いつもはダラダラとゲームなどして遊んでいる様に見える。
母親が無く、父と男兄弟ばかりの中で育ったせいか、言動はかなり乱暴で、自称も「オレ」だが、その実少女チックな世界に憧れを持っていたりも…。朝の目覚めが悪く、午前中はほとんどまともな人格でいることは無い。

「はっきり言ってくれないと、オレ鈍いところがあるってゆーか、よくこなみにも言われるんだ」

三年生で受験生の身でありながら、現役生徒会長を勤める八幡陽子は、後に荻窪学園の伝説となるに違いない。
ルール無用のオカルト研と神奈川麗子を敵視しており、断固オカルト研を学園祭に参加させないとか…。
生真面目な秀才タイプだが、その実奔放な生き方に憧れを抱いていたりも…。

「あなたルールってものをご存じ？　この世の中はね、ルール無しにはどんな事も認められないのよ」

男子生徒達の間で噂の、新任の美人保険医。
梨那に接近することが出来れば、頭脳優秀な医師である彼女が、実は身勝手でドジな放っておけない女性だと言うことに気づく筈。
かなりのお色気だが、本人は自覚していないようだ。

「わがままかも知れないけど、私は後悔したくないのよ。居なくなってしまった友達が、果せなかった恋を、私は絶対に成功させたいの」

荻窪学園に棲息する（？）変な幽霊。
最近は主人公がお気に入りで取り憑いているが、霊的実害はない。
本人の曰く大正生まれで、17歳で死んだそうな。
その割には奇妙な現代語を駆使して、たまに爆弾発言を…。
勿論「学園祭の幽霊」ではない。

「私、生きてた頃ずっと思っていたの。いつかこうやって大好きな人に寄り添って寝る事が出来たらって…」